コンビニエンスストア大手5社の2012年3~11月期決算が出そろった。
セブン―イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの営業利益が同期として過去最高となった一方、
サークルKサンクスとミニストップは2桁減益だった。
足元で既存店売上高が苦戦するなか、消費者に訴求できる商品の企画開発力などで明暗が分かれた。
コンビニは生鮮品や店内飲食コーナーの強化などでスーパーや外食産業の顧客を取り込んできたが、最近は消費変調が影を落としている。
日本フランチャイズチェーン協会によると国内コンビニの既存店売上高は昨年11月まで6カ月連続で前年割れ。
消費者の節約志向で12月もマイナスだったようだ。株高などで消費の改善期待もあるが「食品など一般消費財は消費者の収入が増えないと好影響が出にくい」(セブン&アイ・ホールディングスの村田紀敏社長)。
こうした中で業績の明暗を分けたのが、商品の開発力や、店舗への投資余力。上位各社はデザート商品の開発などを強化し、専門店から顧客を奪っている。
ドイツ証券の風早隆弘シニアアナリストは「顧客を引き付ける力によって販売に差が出ており、業績格差は今後も広がる」とみる。
http://www.nikkei.com/markets/kigyo/gyoseki.aspx?g=DGXNASDC0900H_09012013TJ0000
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